2005年10月16日

杉本博司の写真展

IMG_3376b.JPG

写真家杉本博司の写真展「杉本博司:時間の終わり」を観に行ってきました。

この写真展、想像をはるかに超えるスケールでした。
巨大なプリント。膨大な作品点数。展示方法・・・
観るだけで2時間かかりました。

最初の「観念の形」の展示から圧倒されます。
現像機まで自分で開発したという拘りが生み出した、他に類を見ない、ものすごいクオリティ。
ハイライトはギリギリのところから、形はどこまで行ってもそのトーンを残し、そしてバックの黒。
この黒は、他の作家では絶対に出せないであろう、均一な漆黒。

コンセプトは全て「自問」から始まるという、写真表現の挑戦。

「ジオラマ」や、ろう人形を撮影した「ポートレート」は本物の?写真と思ってみている人も多くいるようでした。
「海景」は、以前観たものは空と海がはっきり分かれているものばかりでしたが、今回の展示は水平線のあいまいなものなど、バリエーションがいろいろあって、見応えありました。
そして「劇場」「建築」。
劇場の写真は、人のいない時に映画を回して撮っているのかと思ったら、「人はスクリーンの光によって消え去る」という解説があって驚きました。
能舞台との融合というところには、ちょっとついていけない部分もありましたが、「千本仏」のインスタレーションも、興味深い試みと思いました。

さすが、世界でも極めて評価の高い現代写真作家。
とにかく素晴らしく、ただただ圧倒される写真展でした。

会場の森美術館は六本木ヒルズの53階。
レオナルド・ダ・ヴィンチ展も52階でやっていて、展望台と全てセットのチケットで2,000円でした。


posted by Coju at 19:32| Comment(4) | TrackBack(3) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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