2005年04月17日

光の彫刻 田原桂一

札幌にいると、というか、東京以外にいて一番困るのは、観たいアートがなかなか観れない、ということです。

去年から今年にかけて、絶対観たかったのに結局観れなかったのは、庭園美術館でやっていた田原桂一の「光の彫刻展」でした。

田原さんは、写真というところから、その枠を超えて光そのものを捉えているところがすごいです。
写真を石板や布に焼いてみたり、さらにそれに光を当ててみたりとか、あるいは表現が写真を超えて光のオブジェだったり・・・こういう発想の広がり方、光に対するこだわり、光に対する敬意が素晴らしいです。

以前、教育テレビの「新日曜美術館」で氏の「ロダンの手」の製作過程を放映していましたが、それは恐ろしく手間隙のかかる、かつ失敗の許されない作業でした。
それを見て、安直に写真を撮ったりお気楽にアップしたりする自分と、姿勢も緊張感もまるで違うと痛切に反省したりもしました。
「製作に手間隙がかかっていればいい」というような単純なものではありません。
大事なのは、被写体、あるいは光の扱い方、観察の仕方はもちろんのこと、作品の意図が非常に明確であるということです。
すなわち、写真を撮るというのは作品を作る1つのプロセスでしかない、という考え方、ものの見方。
特にファイン・アート系の人達は、こういうことを重視する傾向がありますね。
とっても勉強になりました。

その田原さんの一連の作品をまとめた作品集(DVD付き)が出ているようです。
インスタレーションもDVDでカバーしているのが嬉しいですね。
しかもDVD2枚が付いて3,150円と非常にお得!
僕も早速買おうと思います。

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光の彫刻

ところで、いま観たいのは東京国立近代美術館でやってる「ゴッホ展」。
今週末東京に行くので、是非観てきたいと思います。
ただ・・・混んでるんだろうなあ・・・(^^;

ゴッホ展 孤高の画家の原風景


posted by Coju at 18:12| Comment(7) | TrackBack(7) | art | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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